クーラー?を買った

人間用の、ではありません。猫用のもちょっと気になってるけど、今回はパソコン用の。
今のMacにはFlash Playerが標準で付属していません。バッテリーの持ちが悪くなる、本体温度が上がるなどのデメリットが理由の一つでしょうけど、その状態でYouTubeを見たりすると、Flashでしか見られない動画もまだあるみたいで、「再生できません」の表示。(Flash Playerをインストールしてください、とかにしてくれたら親切なのに…)
で、結局インストールしちゃうんだけど、そうするとあからさまにMacが熱くなって、ファンが音を出し始める。そうでなくても、なんやかや負荷をかけるとすぐファンが回るし、机には薄いビニールシートを敷いているので、床からの放熱もあまりない。
で、ノートパソコン用の冷却台、スタンドのようなやつを探していたんだけど、どれもUSBから電源供給してファンを回すタイプで、Windowsならポートいっぱいあるから足りるけど、僕は他の機器も使うし、ちょっと躊躇していたんですね。


パソコン内部、特にデスクトップのモデルでは、チップセットの上にヒートシンクという冷却用の部品が付いていることがあります。こんなの↓

アイネックス チップ用ヒートシンク YH-3820A

アイネックス チップ用ヒートシンク YH-3820A

熱伝導のよい金属で表面積を増やして、放熱を助ける、というもの。これをノートパソコンにもつけたらいいんじゃね?と発想。特にアルミモデルのMacBook系コンピュータだったら、プラスチックに比べて熱伝導は多いだろうし。
ただ、そんな用途に作られたヒートシンクは存在しないわけで。上のようなものをたくさん並べて、ちょっと傾けたりするのもありなのかもしれないけど、金属加工はそんなに気軽にできるものではないし、貼り付けちゃったら持ち運びしずらくなっちゃうし、、などと迷っているところで、よい商品を見つけました。


丸い部分が下、MacBookの底面を平らな面に乗せて、ちょっと傾きつつ、裏側がひだひだのヒートシンクっぽい作りになってて、放熱させるというもの。取り付けは接着ではなく、ゲル状?の熱伝導シートをぺたっと。
まあ効果は、俗に言う「毛の生えた程度」というくらいのもの。でも、Mac起動中はヒートシンク部分は全体的にほのかにあたたかいので、少しとは言え熱を吸ってくれている様子。Macの底面にも空間ができるので、熱がたまることはなさそう。
最大のメリットは、消費電力0W。完全エコ。もちろんこのおかげで冷却性能が段違いに低いのですが、バッテリーも食わない、USBポートもふさがないのは大変ありがたい。
今まで平らなところにおいて使っていたので、キーボードに角度が付くのがちょっとまだ慣れていないけど、それも時間の問題でしょう。どうしてももっと冷やしたかったら、ちっちゃな扇風機(これはUSBポートを使うことに妥協しなくてはならないが)をヒートシンク部や底面の隙間に向ければ、ある程度は効果ありそうだし。

ノートパソコンはパーツを緻密に詰め込んでいるので、冷却が不十分だと寿命を縮めたり、強制終了などの不具合に見舞われます。って、こんなことお盆の時期になってから言っても…という感じですが、せっかくの高い買い物ですから、数千円の投資で愛情を注ぐことができれば、大切に使うことができますね。