またゾロひとつ年を重ねて

毎年誕生日にはびっくりするほどなにもないわけですけど、今年は失職中に臓器を失うというとんでもない春を迎えまして、これからどうなっちゃうんだろうか、いや逆にむしろどう転んだとしてもたいしたことないように思えてしまうんじゃないだろうか、と珍しく度胸が据わっている感じになってきました。災い転じて…どうなりますことか。
自分が止まっている間に、世の中はどんどん動いて、まわりの環境も変わって、焦りつつもどうしたらいいか分からなくなる時もありますが、止まっていること、そしてそれを後悔することはどうしようもなく惨めで哀れだと痛感しているので、そろそろ何かしらの動きを考えたいですね。中長期的な人生展望。
そんななか、夕焼けランプの音源がついに完成を迎えました。全10曲、ほとんどの曲でレコーディングサポート、1曲だけドラムで参加、2曲をミックスで参加しました。時間を最大限に活用して、どっぷり手をかけたつもりです。
夕焼けランプは今までにCDを3枚リリースして、昨年の「海の森」はゆんとほぼ二人で作り上げた箱庭的な作品ですが、今回の「天球」は今までの音源とは全く異なるベクトル、アプローチです。「女性弾き語りふわふわゆったり系」が大好きな紳士の皆様が多くいらっしゃることも承知ですし、夕焼けランプがそのカテゴリに属してしまうことも多々ありますが、今回はもっとマジカルでドラスティックでダイナミックな作品になっています。逆に言えば、夕焼けランプが何者でどんな音楽をしているのか知らなくても、楽しめる要素は十分にあると思っています。それはプロデューサーの西池さんはもちろん、参加してくれたアーティストさん、エンジニアさんのおかげです。本当に、すごい作品になりました。
夕焼けランプの公式Webサイトでは、発売日5月15日まで、Webブックを毎日更新しています。曲のイメージをゆんが言葉と絵で伝えます。これを見てピンと来た方はぜひアルバムを聴いてその世界を堪能してください。何言ってるかよく分からない方は、アルバムを聴いて、なるほどそういう世界かー!と思っていただければ。
天球 | 夕焼けランプ Official Website