ひとりでできるもん!-PS2を修理する-

※注意!!
PS2を勝手に開けるとメーカーからの保証が受けられなくなります。真似しようとしている人は全て自己責任でお願いします!

PS2修理にあたって、SONY PS2修復のページを参考にさせていただきました。ありがとうございました。
《前回までのあらすじ》初期型のPS2を無料で持ち帰ってごきげんのたまろうだが、ディスクを一切読み込めない不良品だった!どうせタダなんだ、いっそ自分で修理してみるか!と決めたたまろう。果たして無事PS2を救い、明るい未来を取り戻すことが出来るのだろうか!?
まず、+ドライバー(#0のサイズは持ってなかったので100均で購入)、綿棒、消毒用エタノール(100均にはないので薬局で一番小さいサイズを購入)を準備。はんだごても売ってたけど、買ったところで使うスキルがないので今回は見送り。ドライバーだけで何とかなるはず!と期待をかける。

起動はするんだけどCDもDVDも読んでくれない(カリカリ言い続けてる)状態なので、ターゲットは恐らくDVDドライブのどっかだろう、と判断。先述のサイトを見本にしてケースを外していく。型番によって中身が違ったりしてるのでよーく見比べながら、ネジをなくさないようにしながら。写真はDVDドライブの蓋をあけたとこ。右にあるのが読みとりのレンズ。CDプレイヤとさほど変わらない。綿棒にエタノールを付けてふきふき。ふきふき…あんまり汚れてないみたい。実はこのレンズの下にもう一枚レンズが隠れているのだが、見た感じ汚れてないみたいだし、非常に危険な作業なので今回はスルースルー。ビビリです。

ドライブを本体から外し、裏側から見てみる。写真右下のネジの両脇にあるのが、レーザー出力調整のネジで、時計回りに回すと抵抗値が減ってレーザーが強くなるらしい。へー。見よう見まねで、ちょっとだけ動かしてみる。20度以上回すと壊れます、って非常にシビアな作業。12時から1時にしただけで30度だからね…。やはりビビリなので「今ちょっとだけ動いたよね?もういいよね?」くらいでやめておく。で、注意深く(というより興味半分で)いろんなところをいじっていると、写真中央のネジがほとんどとれかかっていることに気付く。このネジの裏側がモーターと噛み合ってて、これが取れかかってたと言うことはヘッドが動いてなかったと言うこと。そかそか、それで読めなかったのか。しっかりと締め、ディスクの受け皿の可動部分なども一応掃除して、あとは箱を閉じる作業。ふー。
スイッチオン、問題なく起動。組立でミスはなかったみたいだ。受け皿の動きもスムースになってる。さてさて、はたしてソフトを読めるかどうか…。

やったーー!!起動したーー!ヒャッホウ!!!!音楽CDも問題ない。DVDを観るためには、初期型の場合メモリーカードにドライバを入れていないと観られないらしいが、PCで観ればいいので全く問題ない。
だがしかし!!ここで重要な問題が…。手に入れたPS2にコントローラーはついてなかったのです。せっかく直ったPS2を目の前に、何もできないとは…。お楽しみはしばらくおあずけに。でも旧式とはいえ、500円程度の出費と小一時間の格闘でPS2本体が手に入った、この感動はなかなか得られないぞ!と満足げにコーヒーを飲む。基板までいじられていたらお手上げだったので、非常に運が良かった。あとはコントローラとメモリーカードFF12か…
メカ系そこまで詳しいわけじゃないけど修理とかメンテナンスとか好きだから、今回は楽しく作業できました。この勢いを維持したら自作PCに辿り着いたりするんだろうな。