佐渡にいってきました(長文)

アース・セレブレーション 2012に夕焼けランプとして出演することが決まったので、ゆんと、同日出演のサンドリーヌちゃんと、佐渡へ。
直江津港までは夜行バス。4列シートは背の高いサンちゃんにはきつかったかもしれないな。僕は例のごとくあまり寝られなかった。。
直江津に着いて、フェリーが来るまで待機。すでにイベント参加者と思わしき人もちらほら。待ち時間に、ゆんが作ってる綿の…なんというのでしょうか、綿を針でチクチクすると徐々に形が整えられる手芸的な何か、でおにぎりをつくってました。

フェリーの中で寝るゆん。さなぎのようです。

無事佐渡に到着。暑い!今回はメラニーちゃんのお宅にお邪魔することになっていたので、荷物を置いて、早速海へ!家に近い岩場の海にいってみたけどちょっと波が高かったので、5年前に行った素浜へ。まだひともまばらで、初日から海を楽しみました。さんちゃんは「海岸が汚い!」といってました。ハングルなものとかが流れ着いてて。。きれいなビーチを想像してくると、ちょっと残念な光景だったかもしれないな。

ただ景色はすばらしかった!海に落ちる夕陽ってすごいね。壮大で偉大。


いっしょに寝泊まりするカニさん(サンフランシスコ在住で日本語が堪能なスリランカ人。っていろいろすごい)と合流して、やきとりやさんで前夜祭。

翌日はフェス初日で、出番。5年前は木崎神社で演奏しました。写真がまだあった。こんなかんじでした。

今年はハーバーマーケット(芝生)のとこにステージを統一したのとことで、とても立派に!二人だけのステージがとても広く感じました。

3日間は午前中にお店を開いて、ゆんと交代で店番をしながら、暑さで限界になったら海に飛び込む、というスケジュール。午前中でTシャツのいろが全部変わるくらい汗かいてるので、お昼過ぎぐらいがちょうどいい。岩場のとこも波が静まって、冷たくて気持ちいい!泳げなくとも、ざぶんとできれば十分ですね。水中めがねとかいままでほしいとすら思わなかったけど、今回は非常に必要でした。
たぶん2日目の夜、さんちゃんがチクチクのやつでトトロを作った!日本のアニメはフランスでも有名みたいですね。

3日目にしてようやく鼓童のステージを鑑賞。カニさんが海の幸をいっぱい持ってきてくれて、いい席でたっぷり堪能。

鼓童は本当に格が違うというか、最初のユニゾン(打楽器にこの表現が適切かどうかわからないけど)のワンショットで、もう痺れます。圧倒的な躍動感とグルーヴ。立ち見席も盛り上がってました。すごいとしかいいようがない自分の語彙力よ。。
で、ステージの出番が早めに終わっちゃってたので、どこかでちょこっと演奏できればいいな、日が落ちたくらいがいいかなでも鼓童のライブあるし…と思ってて、最終日にようやくゆんのショップの目の前で。さんちゃんは即興音楽で空間を作り出すので、それに併せてカホンを。と準備してたら、地元でパンやさんやってるマーカスさんが「叩かせろ」と乱入。そしてパワフルなリズム!さすがです。

僕も叩く。ちょこっとだけ撮れた動画があるので、FaceBookアカウントある人はぜひ覗いてみてください。

https://www.facebook.com/photo.php?v=396589517073019
翌日はカニさんにあちこち連れて行ってくれました。宿根木は町自体がとても雰囲気があり、大切に保存されている場所。新しい家もすべておなじように作られています。

矢島・経島の美しい景色。海はきれいで、25m先まで見えるとか。緑です。

その近くに、前日ゆんたちが行っていたという秘境に。入り江になっていて波もなく、わき水か川かの混じり合うところ。だれも来ない場所なのですごくきれい!でもボート遊覧のコースになっているみたいで、たびたび観光客がボートに乗ってくる。「ここはきれいなスポットで…」と来たら僕らが泳いでて、しかも誰も時計を持ってなくて観光客の人に「すみませんいま何時ですか?」とか情緒のかけらもない会話をしたりしてました。少なくとも僕らはすごい楽しかった。泳げたらもっと楽しめるのになあ。

アース・セレブレーションが終わった翌日、小木を出発するフェリーを、鼓童のメンバーが太鼓で送る「送り太鼓」が行われます。フェリーが見えなくなるまで太鼓を叩き続ける、それだけといえばそれだけなんだけど、とっても感動的な瞬間です。

ぼくらはもうちょっと滞在して、あちこちをぶらぶらと。小木にあるかき氷やさんはおばあちゃんひとりで切り盛りしてて、ペンギンというかき氷機で作ってくれるかき氷はとってもふわふわです。こんな顔になっちゃうくらい。

同じく小木にある手打ちそばのお店。メニューはなくて、入ったらこれが出される。不揃いな切り方とか、味があっていい。1杯500円。何杯でもいけちゃう感じ。

ゆんが先にかえって、さんちゃんとメラニーとで花火。誰もいなくなった、ハーバーマーケットがあったところではしゃぐ。線香花火が終わって、家に帰るときのセンチメンタルな叙情感は日本ならではかもしれないね。夏の終わりを感じて、すごく寂しく思えた。

帰りは両津港から新潟港へのフェリー、新潟から東京まで夜行バス(今度は3列シートで快適!)、さんちゃんはそのまま成田へ行き、ニューヨークへ。
今回一緒に行動した人たちはどの人もすごくあたたかくて、昔からの友人のような、安心感、楽しさがありました。不思議な縁だね。だから寂しい気持ちももちろんあるけど、またどっかですぐ会えるよね、という笑顔のお別れができた気がします。
アース・セレブレーションを楽しんでいる人やスタッフとして参加している人たちは、みんながそうじゃないかもしれないけど、日常のストレスや悩み事をいったん忘れて、夏を楽しむ!ということを全力でやっている感じがして、とっても生き生きして見えました。全国各地、海外からも祭りに参加する、顔しかしらないひとでも一年ぶりに会って「元気だった?」と挨拶する、それをちょっと田舎な佐渡でやることの良さ、楽しさがとても実感できたたびでした。
僕にとっては、あまり今までお盆に田舎に帰る習慣がなかったので、貴重な田舎暮らしの経験でした。もてなしてくれる人は親戚ではないけれど、本当に家族のような感じで、あたたかく迎えてくれ、いっしょに楽しんでくれます。この年でこんな経験ができるとは思わなかった。とても貴重だと思います。チャンスがあればまた夏に佐渡に行きたいね。
あとさらに英語でのコミュニケーションに慣れて、ある程度はいいたいことがいえるようになった気がする。はっきり伝える、もごもごとしゃべらない、外国人にとっては当たり前なのかもしれないけど日本人特有の「空気を読む(読み過ぎる)」こととは違う、きわめてシンプルな意思疎通手段。異文化コミュニケーションでものの見方も変わるし、非常に知の欲求が満たされる、でも終わりのない、そんな世界の一片が見えた気がします。フランスやアメリカに行くという選択肢も増えたし、もっと積極的に行きたいね。

クーラー?を買った

人間用の、ではありません。猫用のもちょっと気になってるけど、今回はパソコン用の。
今のMacにはFlash Playerが標準で付属していません。バッテリーの持ちが悪くなる、本体温度が上がるなどのデメリットが理由の一つでしょうけど、その状態でYouTubeを見たりすると、Flashでしか見られない動画もまだあるみたいで、「再生できません」の表示。(Flash Playerをインストールしてください、とかにしてくれたら親切なのに…)
で、結局インストールしちゃうんだけど、そうするとあからさまにMacが熱くなって、ファンが音を出し始める。そうでなくても、なんやかや負荷をかけるとすぐファンが回るし、机には薄いビニールシートを敷いているので、床からの放熱もあまりない。
で、ノートパソコン用の冷却台、スタンドのようなやつを探していたんだけど、どれもUSBから電源供給してファンを回すタイプで、Windowsならポートいっぱいあるから足りるけど、僕は他の機器も使うし、ちょっと躊躇していたんですね。


パソコン内部、特にデスクトップのモデルでは、チップセットの上にヒートシンクという冷却用の部品が付いていることがあります。こんなの↓

アイネックス チップ用ヒートシンク YH-3820A

アイネックス チップ用ヒートシンク YH-3820A

熱伝導のよい金属で表面積を増やして、放熱を助ける、というもの。これをノートパソコンにもつけたらいいんじゃね?と発想。特にアルミモデルのMacBook系コンピュータだったら、プラスチックに比べて熱伝導は多いだろうし。
ただ、そんな用途に作られたヒートシンクは存在しないわけで。上のようなものをたくさん並べて、ちょっと傾けたりするのもありなのかもしれないけど、金属加工はそんなに気軽にできるものではないし、貼り付けちゃったら持ち運びしずらくなっちゃうし、、などと迷っているところで、よい商品を見つけました。


丸い部分が下、MacBookの底面を平らな面に乗せて、ちょっと傾きつつ、裏側がひだひだのヒートシンクっぽい作りになってて、放熱させるというもの。取り付けは接着ではなく、ゲル状?の熱伝導シートをぺたっと。
まあ効果は、俗に言う「毛の生えた程度」というくらいのもの。でも、Mac起動中はヒートシンク部分は全体的にほのかにあたたかいので、少しとは言え熱を吸ってくれている様子。Macの底面にも空間ができるので、熱がたまることはなさそう。
最大のメリットは、消費電力0W。完全エコ。もちろんこのおかげで冷却性能が段違いに低いのですが、バッテリーも食わない、USBポートもふさがないのは大変ありがたい。
今まで平らなところにおいて使っていたので、キーボードに角度が付くのがちょっとまだ慣れていないけど、それも時間の問題でしょう。どうしてももっと冷やしたかったら、ちっちゃな扇風機(これはUSBポートを使うことに妥協しなくてはならないが)をヒートシンク部や底面の隙間に向ければ、ある程度は効果ありそうだし。

ノートパソコンはパーツを緻密に詰め込んでいるので、冷却が不十分だと寿命を縮めたり、強制終了などの不具合に見舞われます。って、こんなことお盆の時期になってから言っても…という感じですが、せっかくの高い買い物ですから、数千円の投資で愛情を注ぐことができれば、大切に使うことができますね。

関西行ってましてん

時系列に作文書いても楽しくないと思うので、ダイジェストで。

バス

大阪へは久々の夜間高速バス。大きな事故があったあとのタイミングで、僕が乗ったやつもちょっとトラブルがあったりして、今後は別の手段を使うと思います。安いのは十分魅力なんだけどね。。

2歳児に萌え萌え

ただし女の子の扱いにはまだ不慣れなので今後の課題です。

モバイル環境

今月あちこち出かけるので、あった方が便利かと思い眠っていたポータブルなあれを用意。SIMはbmobile fair 1GB定額。そこそこ安くてdocomo使えるなら十分。で、自分が使う以外に、フランスからのお友達が(たぶん3G使うと高くなって困っちゃうから?)Wi-Fiを繋ぎたがっていたので、一日使ってもらったり。予期せぬ活用法、用意して正解でした。

それは本当に正しいのか

そのフランスのお友達がWi-Fiを「うぃふぃ」と発音してた。それがフランスで一般的なのかどうかは分からないけど、少なくとも「わいふぁい」が正解でそれ以外は誤り、というステレオタイプな考え方は改めた方がいいな、と自戒。もちろん、これに限らず。

あいまいさ回避

今回もそのフランスからのお友達と英語でコミュニケーションを要求される場面が多くあったんだけど、「なにが知りたいのか」「なにを伝えようとしているのか」をもっと明確に伝えないといけない。(もしかしたらそれは日本語/日本人の特性かもしれないけど。)語学力に自信がなくても、伝えたいことを声として形にするときははっきりさせましょう。

デジカメをホテルに置いたままでかけちゃう

引かれ合う

東京の友人が偶然関西に出張で、またまた偶然お泊まりしてる友人宅から徒歩5分のホテルに滞在するという、偶然にしてはできすぎじゃないかっていう再会。こういうのもくされ縁というのかな。ありがたい。

「ブラじゃないよ」で爆笑

浴衣を衝動買い

唯一持ってた浴衣は僕の中では「入院着」になってしまい、外に着ていく気にはならなくなってしまっていたところ、セールを見かけたので、下駄(持ってなかった)と一緒に購入。

住吉大社の夏祭り

その浴衣を着て夏祭りにみんなで。屋台が並ぶ中、お座敷スペースがあって、飲み食いができるのは大きな神社ならでは、なのかな。花火大会とかぶってたので人は少なめ、のようだったけどそれでも賑わっていました。

インストアライブ

あべのにあるhoopというショッピングビルの外ステージで演奏。日が傾いた頃、風が吹いてとっても気持ちよく演奏できました。ここでも久々の再会があったり。本当にありがたい。

みんな見ている

みな僕の体を気遣ってくれて、でも笑顔でそれを話すことができるのはとってもよかった。そういう意味で、よいネタに消化できたかな、と。下方面のネタは飲みの席では鉄板だということも分かりました。いろいろ聞きたい方はぜひ一杯おごってください。

「舐めてもらったらええんちゃう?」で爆笑

デジカメをまた置いたままでかけちゃう

貴船神社奉納演奏

夕焼けランプとしては3回目だけど、僕は初めての参拝。森に囲まれて、気温も過ごしやすく、とっても素敵な場所だった!ライブ前に神様へ丁重にご挨拶。すごく澄んだ気持ちになれる貴重な経験。川のせせらぎと、時折聞こえるヒグラシの音がバックグラウンドの中の演奏、僕の効果音は不要と判断して聞き入りました。秋には紅葉が絶景らしいので、プライベートでもぜひ行きたい。あなたと行きたい。七夕の短冊にお願い事をするんですが、縁結びの神様なので、まあそれは言わずもがな。
あとでラジオ局の方に教えてもらったんですが、「きふね」と読むのが正解だけど、「きぶね」と読むのか迷ったときは、貴船神社は水の神様→濁っていない→濁点はつけない、と考えるとわかりやすい、とのこと。なるほどねー!

not suntan but sunburn

友達家族とプール行くことになって、日焼け対策をまったく忘れていたものだから、肩から背中にかけて2,3日ヒリヒリしっぱなしでした。アウトドア派ではないからこういうことで後で後悔するのはよくあることですが、荷物を運べないほどになってしまうのは問題だな、と小さな反省。

ラジオ出演

これもまたご縁があって、伊舞なおみさんの番組で生演奏。スタジオライブはまた雰囲気が違って、楽しめました。たくさんの人の耳に届いてくれたらなによりです。生ラジオドラマも見てたけど、めっちゃおもしろかった!

錦市場

外国人の観光客いっぱい。ちょこちょこ食べ物つまみながらうろうろ。日本文化を外国人に(英語で)紹介するには、もっといろんな知識があった方が、お互い楽しめるね。

こまけぇこたぁいいんだよ

あれやこれや心配になったり、案じたりするのはある程度は必要だけど、そればかりに頭を縛られては何もできなくなってしまうし、多くの人はたいがい「適当に」生きているので、そういう生き方を学ぶのも大事。余裕を持って設計された空間を日本語では「あそび」と表現するけど、そういう部分を無理せず自然に作れたら、もっと懐が大きくなるね。
そういった、今までとは違う考え方とか生き方とか、外国の人や日本以外での生活経験がある人から得る機会がとっても多くて、そういう出会いは大切にしたいし、世界中から見れば日本人だって言うのは十分希有なものだったりするわけで、積極的に外に出るっていうのはすごく有用だと思う。っていうのは30代になって気づいたけど、若くからそれを体験できていれば、それは大切な肥やしですね。

帰って体重計乗ったらほとんど変わってなかった

猫が甘えまくってくれて萌え萌え

祝☆がん治療終了!!

完治!

ライブ当日の朝一番で病院へ、最終的な血液検査。減っていた血球や血小板も数値が基準値におさまり、副作用から回復していると判断、晴れて治療は終了ということに!もちろん経過観察は必要で、ちょいちょい検査をする予定はあるけど、ひとまず一段落、というところです。
カミングアウト時に刺激的なブログタイトルでびっくりさせてしまったりもしましたが、おかげさまで無事に治療を終えることができました。気に留めてくださった方々、本当にありがとうございました。病気になってようやく健康のありがたみを知る、というのは本当で、入院や手術なら尚更のこと。不安でいっぱいの時にお見舞いに来てくれたり、暖かい言葉をいただいたり、本当に励みになりました。これがなかったらくじけていたんじゃないかと思うくらいに。これから入院する友達がいたら、忙しくても都合つけて会いに行こう、と思います。会えばお互いが安心するんだよね、やっぱり。

気になるお値段ですが

治療にかかった費用は、入院費用も含め、ざっと30万円ほど。自分の命が買えるのだから、安いものではないかとも思います。もちろん程度や発がん箇所によって大きく異なるとは思いますが、この程度で済んだのも早期に発見ができたからこそ。自分の体の些細な変化、サインは見逃さないようにしたいですね。女性の方は引き続き愛するパートナーのタマを愛でていただきたい。
それと、原因がわかっているものはもちろん、原因不明で突然なる病気があるんだ、と少し心構えておけることは、みなさんも心のどこかにとめておけたら、と思います。10万人に一人って、たぶん宝くじよりもあたる。しかも、買ってなくても、買いたくなくてもあたる。そしてその程度の確率で起こる病気って、知らないだけで実はいっぱいあるんじゃないか、って。僕は自分自身が比較的そうでしたが、焦ったりパニックになることなく冷静でいられることって、病気に「あたって」しまったひとにとってすごく心強い。身近に「あたり」がでてしまったら、そうありたいと思います。

そして宴へ

午後から赤坂へ、ライブの準備。この日のイベントの主催者、石橋光くんはこの日が誕生日だということで、光くん以外の出演者・関係者の方々とFacebookメッセージでやりとり、ちょっとしたサプライズをすることに。みなさんノリノリでとんとん拍子で企画が進んでいき、当日を迎えたわけですが、今回はお客さんにも協力してもらって、一言メッセージを集めて一つのアルバムをつくる、ということになりました。このイベントは出演者もあたたかい人が多いのですがお客さんも同じで、協力していただいたおかげですてきなプレゼントができました!写真などはFacebookで公開されていますので、ぜひ覗いてみてください!
https://www.facebook.com/kou.1484

夕焼けランプのライブはいつも通りのゆんピアノとドラム、に加えて、サンプラーという機材(演劇の効果音を出すのにも使われてるらしいですね)も使ってのライブ。多摩モノ・コト市でも使用しましたが、音階を一通り取り込んでおけばシンセ風なこともできてしまうので、準打楽器として非常に有用な機材です。まだまだおもしろい使い方ができそうなので、これから研究ですね。

Roland ローランド コンパクトサンプラー SP-404SX

Roland ローランド コンパクトサンプラー SP-404SX

「ガラスのペン」という曲では、ゆん絵の紙芝居を歌詞に合わせてめくりつつ、シェイカーを振りつつ、サンプラーで簡単なソロをやるという、ちょっとチャレンジングなことも。その瞬間は必死で笑えてなかったかもしれない。ホントは足だけでもドラム入れたかったんだけど、それにはもっと練習が必要かな。

ドラムとかアナログ打楽器にこだわることなく、機材さえあれば出したい音を好きなだけ出せばいい、という新たな試みの第一歩が開けた感じがします。
会場にあるお知り合いのお母様がいらしてて、ライブ後にとてもうれしい感想をいただきました。あんまり音楽を知らないとおっしゃる方にも打楽器で伝わるものがあった、ということがうれしいのと、僕のドラムの音の出し方、かっこよく言えばプレイスタイルは間違ってなかったんだな、と大きな自信になります。さすがに10年もやってれば、下手は下手なりに自分の音のオリジナリティというものができつつあるのかな、と。なんであれ自分の長所に気づくというのは絶好のチャンスなので、これは大事に守って続けて、大きくしていきたいです。


ライブ後は光くんバースデーケーキ(めっちゃおいしかった!)をいただきつつ、打ち上げへ。一応僕の快気祝いも兼ねるということで、めいっぱい楽しませてもらいました。始発で帰るなんていつ以来だろう…。お酒そのものも好きだけど、それを含めたその場の空気、盛り上がりというか、楽しく会話することがやっぱり好きです。さすがにいきなりオールは疲れが大きかったけど、もう慣れた。体が思い出した。ぜひみなさん誘ってください。時間ならいっぱいあります。

先月とかのポチッとな

Amazonリンクはアフィリエイトになっているので、ここから買ってもらったらぼくにちょっとお小遣いがあります。きになったらぜひポチッとしてください。

うちで動いているサーバはUbuntuです。宅ふぁいる便だと容量が足りなかったり、こまめにデータのやりとりをするときに役立ってる。管理もそれなりに大変だけど(電気代とか…)、準クラウドとしてもっとやくだてたらいいな、と。この雑誌の収益はUbuntu Japanで有効に活用されるとのことです。無料のOSのために、お布施。

入院中に読み出した本。仕事をするって言うのは、個人事業主であれば、もはや場所は必要ではないのかも。今回アルバム制作に携わって、音楽業界で何とか頑張っている人にいっぱい会ったけど、彼らは彼らで特殊なのかもしれない。パソコン好きな人にとってはいわゆるノマドな働き方は夢かもしれないね。ちょっとだけ選択肢として考えています。

大好きなRPGメタルマックス2のリメイク版。基本ストーリーはそのままに、戦車の改造やサブイベント要素がふんだんに盛り込まれていて、やり込み度満点。しばらくはレアアイテム収集に時間を費やせそう。かつて栄えた文明が滅亡し、荒廃とした世界、っていうのがオツ。朽ちた大仏に住み込む人々とか、荒野の中に美人姉妹が営む酒場があって実は武器を密売してる、とか。西洋ファンタジーRPGに飽きた人は、ちょっと試しにやってみてください。安いし。

ジョジョの奇妙な冒険25周年記念。初の個展が、東京、仙台と、そしてフィレンツェで。そして新作ゲーム&アニメの発表。大好きな漫画が国際的に(オタク的ではなく芸術的に)認められるというのは、なんとも誇らしい。独特の絵柄は好き嫌いが分かれると思うけど、ちょっと変わったもの、えぐみが欲しいひとは是非買いそろえてください。文庫版も出てるし。しかし最も驚くべきは表紙の荒木先生が50overだということ。何度見ても若いわ…中も写真とイラストいっぱいで、堪能です。

これ前にも書いたっけ?少女の日常を描いた漫画っていうと、よつばと!が有名だったりするけど、こっちはもうちょっと変わった女の子。独特の世界観、人生観、観察力。この作者さんは、ちょっと彩度が低い、淡いというか、ほの暗いというか、いい感じの色使いをするので、フルカラーでちょっとお高いかもだけど、満足です。

やっと届いた。前作の躍動的なイメージとはまた変わって、静かに深く、熱い。安定のノンジャンル感、彼らならでは。普段J-POPばっかり聴いてる人に聴かせて「なんじゃこれー!」と言わせたい。彼らを初めて知るには、DVDがおすすめです。広大な世界観、そこにたたずむ音。至高の作品です。


猫好きに悪い人はいない。猫とのつきあい方も人それぞれで、溺愛している人もいたり、つかず離れずな距離感を保っている人もいたり。インタビュー記事も載ってるけど、制作に役立つって言ってる人があまりいないのがほほえましい。猫ってそういうものじゃないよね。すきまにある、遊びの部分。

PC用メガネを買った話

おかげさまで治療は順調です。とはいっても退院後はとくに特別なことはなく、普段通りの生活でしたが…体重が戻ってしまったのを危惧しているところ。

昔から視力はいい方で、めがねのお世話になることはなかったんだけど(ビレバンで伊達メガネ買った気がするけどどっかやっちゃった)、最近テレビCMか何かでパソコン用メガネがあるってのを知って、1日パソコンに向かってるならそういうケアも必要かもなーと思い購入。
買ったのはZoffで。下北沢にあるの知ってたし、じゃあ自転車でぷらーと。めがね買うの初めてなんでー、というと、いかにもメガネ女子な店員さんがずらーと話してくれて、いくつか手に取ったりしたけど、一番新しい素材?のが、ものすごく軽くて、これはいいや、とチョイス。幅が調整できないタイプのやつだったけど、フレームにサイズが書いてあるので選びやすい。そっからはもう直感。鏡を見て、なんかよさそうなやつ。度なし、クリアなレンズのやつで、10日ほど待たされたけど。
かけた感じは、若干赤みがかって見えるかな、程度で、画面のテキストを追う程度だったらすぐに慣れる。白地に黒でも黒地に白でも、違和感ない。色を厳密にチェックする人は、気をつけた方がいいかもしれんね。てかそんな人ならよいディスプレイで、しっかりキャリブレーションしているんだろうけど。
で、何日か使ってみて、やっぱり疲れ方が違う。目頭をぎゅーとやる動作がすごく減った。その動作で集中力が途切れることが少ないのは、利点かもしれない。あとときどき目を細めて凝視するのもなくなった気がする。普段の画面が、いかにストレスをかけているか、が分かったかもしれない。軽いからどこかに重さの負担がないのもいい。鼻にちょっと跡ついちゃうけど、その程度。
気になる人は、今やいろんなメーカーからパソコン用で売ってるみたいだから、いろいろ調べたらいいかもしれんですね。僕は買った後にこれを見て、先に見とくんだったーと思ったり。仕組みとか、参考になります。かけくらべできたら一番いいんだろうけどね…
メガネ屋店長のパソコン用メガネ5社比較 - Togetter
メガネ男子は一部の女性にうけるらしいですんで、外にも持ってく機会があればいいね。

そんなこんなで、今月も夕焼けランプのライブに出たりでなかったりします。7月21日土曜日、赤坂グラフィティにて、石橋光くんのイベントです。今回もいろんなかわいいアイテムのお店が出店します。ぜひふらりと遊びに来てください。

はじめての抗がん剤

5月下旬に精子の冷凍保存。朝一番の元気なやつを持って、出来るだけ早く(2時間以内に!)、しかも適温を保ったまま(35℃前後が理想!)、都内某所の保存施設(ア○ブレラ社ではない)まで届けるという難易度の高いミッション。電車内の冷房が強敵でした。一応無事に届いたようなので、その日は支払いをして終わり。実費だけど、聞いていたより少し安かったかな。
で、あとは再入院を残すのみとなり、ここぞとばかりにお酒の機会がいっぱいあって、とても楽しい日々を過ごす!外国からのお客さんがいたり、夕焼けランプを慕ってくれるいつもの人がいたり(夕焼け界隈は本当にいい人に恵まれています)。ライブも2つ、無事に終えました。対照的な会場だったけど、ちょっと玄人好みな音作りやアレンジなんかも試みつつ、音楽になじみの薄い人や子供たちに聴いてもらう機会も大事で、一見矛盾する二つの側面。貴重な機会に感謝です。
あ、夕焼けランプ「天球」ナウオンセールです。まだ買ってない方はどぞポチリと。

天球

天球

入院は前回の隣の部屋、看護師さんたちも見慣れた顔なので、リラックスして臨みました。
2日目の午前中に抗がん剤を点滴。アレルギーショックもなく、夕飯までは気分が悪くなることもなく、けろっとしていました。
と思ってたのもつかの間、深夜に急な吐き気。ゴミ箱が間に合わず、鞄と靴を汚してしまった…この先が不安になりつつも、一回吐いちゃったら楽になったようで、すぐに寝られました。
さすがに翌朝の食事は食べる気がしなかったけど、昼、夕食はなんとかたいらげる。吐き気もそうだけど、食欲不振もあるみたい。無理しない程度に栄養はとる。
で、様子を見つつ、入院は5日間。結局具合悪くしたのは当日夜だけで、あとはなんとかなった。点滴の吐き気止め(点滴でなんでもできるなら楽だよねえ)が効いてたみたい。予後の過ごし方も探りつつ、今回はこれで帰宅。
僕の程度のケースで、抗がん剤を使用すると、1回だけでも再発率が5%に下がり、2回目もやると2%まで下がるとの説明。幸いそれほどゲーゲーやらなそうだし、2回目もお願いする方向で考えています。副作用がしんどかったら2回目はご遠慮したいと思っていたけど、この感じなら入院しなくてもなんとかなる…かな。。
入院に当たり抗がん剤経験者からいろんなアドバイスや励ましをいただき、とっても勇気づけられました。なかでも「つわりみたいなものだよ」というフォローにはリアクションに困りましたが(これは一生かけても体験できないからなあ)、生命をはぐくむ誰もが体験することを疑似体験でき、不思議な感覚でございます。
ほかに骨髄への影響もあり、赤血球や白血球の減少なども副作用として現れるということなので、途中1回の血液検査を経て、2回目の治療に臨みたい所存でございます。入院の心労からまだ落ち着かず、だるさもずっと残りそうな気配で、フル回転で楽しいことばかりはできないかもしれません(お酒はちょっと怖いな…)けど、もうちょっとゆったりとまったりと、日々を過ごして体を養いたいと。焦らず急がず参ろうか。おじゃる丸ですな。